
組織の中で仕事をしていると、悩まされる問題の一つが新人教育。
私は看護師ですが、看護師は働く職場が多くあり、自分の希望に合った職場を探し転職する人が多いです。
「看護師 転職」のキーワードで検索をかけると多数の転職サイトが出てきますが、それほど求人をかけている病院が多く、お金が動いています。
病院の運営には施設基準というものがあり、療養病棟やリハビリ病棟などによって看護師の配置人数が決まっていているので不足しない様にどの病院も看護師の求人をかけています。
多くの病院では看護師が、多数いて人の入れ替わりがないという所はありません。
入職者が来るたびに職員は患者の対応に加え新人教育に追われます。
先日病院の運営と人材の育成について研修を受けてきました。
看護師でなくても会社の管理を行っている方や興味のある方は是非読んでください。
・職員の入退職の管理について
退職者の管理ができれば、退職までに求人をかけられます。
多いのが年度末、ボーナスをもらってからの転職。
転職の多い時期の前に各職員への面接をおこない、不満を吐き出させる環境をつくり退職をくい止める事も可能。
また、職員へ「どれだけあなたを必要としているか」の声掛けを徹底したことで退職数が減った会社の実績がありました。
承認の欲求に答え満足度を上げた結果でしょう。
・年間計画で入退職の管理表を作成する
人の退職を年間で計画する事は難しいと思いますがおおよその予定は立ちます。
定年退職、夫の転職、子供の小学校入学時期、退職内容はある程度予測のつくものもあるので、予め今年は何人の求人をかけるか計画しておくと人手不足で職員が疲弊することのない、安定した運営ができます。
・新人の対応について
学校を卒業したばかりの看護師はリアリティーショックを受け悩む人も多いです。
また、医療の世界では失敗が重大事故につながる為、責任を問われる事が多く
失敗→看護師にむいてない→辞めたい→転職サイトに登録→他の病院を案内→退職
この流れにならない様に、面談の頻度を検討する必要性があります。
・山本五十六の名言
多くの方がご存知と思いますが、太平洋戦争開戦時の際の連合艦隊司令長官を務めた山本五十六さんの名言は複数ありますが、ご紹介させていただきます。
「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
全ての設備が整っている環境はありません。人間関係に問題のない職場はありません。希望していた職場じゃなかったと言われる事もあります。
不満を受け止め、信頼し仕事を与え育てる。感謝を伝え、やりがいと達成感を与える。
教育する人間も共に成長し、同じ目標に向かって仕事ができる環境にする為には信頼関係を得られる様に話し合いの場をタイミングを見ながら設ける必要があります。
日々忙しく働いている皆様に、今回の内容は少しでもお役に立つ内容でしたでしょうか。
読んでいただきありがとうございました。
疲れている時は無理せず入浴して自律神経を整えてください。
今回は入浴剤をご紹介いたします。